新書店にて

日経エレクトロニクス 2005.01-31

今月号は特濃大盛り.絶対に購入すべきでしょう.
iPod Shuffleの分解記事も注目.極めて高い工作精度での中国生産.

  • 特別企画:中村裁判,和解の意味

和解に対する異議申し立ては出来ません.
この結末に至った経緯が中村教授からレターとして載っています.
これから特許及び対価に対する議論が行われる段階で,
高裁の裁判長が対価の上限を決めることを前提に,
相当対価を決めるための貢献割合の判断を事実上放棄したことが,
中村教授のあの言葉につながったとのことです.
裁判結果及び経緯は極めて残念と言わざるをえない.

  • 特集:産学連携知財で空回り

・第1部
特許ポートフォリオが重要に
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国立大学の独立行政法人化を1年後に控えていた2003年以降,記号と大学が組織同氏でつきあう,いわゆる包括連携の契約を結ぶ例が相次いでいる.その契約発表の内容をつぶさに見ると,研究分野や研究テーマなど定型の具体的な内容が決まっていない案件も少なくない.産学連携のブームに乗り遅れまいと「まずはお付き合いしましょう」と名乗りを上げただけの連携も見受けられる.事業ポートフォリオそして特許ポートフォリオのないまま,まずは共同研究をすることだけを決めてしまおうという姿勢では本末転倒.出てくる結果は火を見るより明らかであろう.

どっかのバカに聞かせてあげたい.